販売台数が多い3シリーズセダン

豊富なラインナップや販売量のおかげで様々な中古車が選べるBMWですが、実際どんなものがあるのか見てみましょう。BMWはシリーズ名を数字で表しており、現在は1、3、5、6、7の各シリーズがあり、これに加えてクロカン4WDであるXシリーズとロードスターのZ4、そして車両をチューンしてさらに性能向上を目指したMシリーズで構成されています。このなかで最も販売台数が多いといわれているのが3シリーズセダンです。
おそらくみなさんも街中で見かけることが多いと思います。大昔のバブル期には六本木のカローラなどと揶揄されることもあったぐらい販売台数が多かったクルマです。時代が変わって現在ではこの3シリーズは教習車などでも使われている例があり、古い時代に免許を取った筆者にしてみればずいぶん時代が変わって良いクルマを教習車に使っているな、といった感想を持ちます。この3シリーズは同じ3シリーズでもエンジンの排気量がグレードによって違っていて、中古車を比較する場合は注意が必要です。
主な排気量は2000ccのターボエンジンですが、3000ccの自然吸気エンジンを積んだものも存在します。このターボエンジンの採用は低公害の為のダウンサイジングが主な目的で排気量を旧型の車種より下げ、代わりにターボと直噴エンジンを組み合わせて従来車種と同等の性能を確保しているものです。中古車相場を見てみるとさすがに古くから商品展開をしている車種らしく100万円以下のものから400万円以上するものまで値段が幅広いです。当然の事ながら高年式、低走行のものは400万円台と値段が高めに設定されているのですが、走行距離などの条件によっては100万円台~200万円台という、比較的手の出しやすい価格帯のものも存在します。年式や走行距離で不利な部分もありますが、クルマの性格上、数が多い割に手荒く扱われているタマは少ないものと思われます。また、過去には車両の大型化と価格の上昇を抑えたコンパクトといわれるグレードも存在しており、こちらは純粋なセダンではなくハッチバック形式なのですが低価格です。
しかし、年式の古さもあってかあまり中古車市場に出回っていないモデルとなっています。同じ3シリーズとなっていても排気量に差がある場合が多く、エンジン形式も4気筒と6気筒が存在し、購入時や毎年の税金などの金銭面、あるいはエンジンのパワーなどが変わってきたりしますので購入時には注意が必要です。